「今年は”表現”を」/須賀由美子(すがゆみこ)

現在アナウンサーや朗読活動で活躍中の須賀由美子さんにお話を。2018年、二冊の出版で朗読CD語りを披露した須賀由美子さん。昨年を振り返りながら今年の抱負を聞いてみました。

ホリプロ フリーアナウンサー須賀由美子(すがみゆみこ)

須賀さんは、年末に「えんとつ町のプペル/西野亮廣」の朗読を、声優やピアノ演奏家とともに披露。満席の中、素敵な声を響かせていました。年始には同じくさくら市今宮神社の公式キャラクターとして、巫女姿で参拝客達と正月を。19日にはさいたま宇宙劇場にて台本無しの即興音楽劇を上演予定。その間、ラジオやテレビ、司会の仕事をこなしながらの多忙な日々をこなしています。

さくら市今宮神社にて

昨年は”声”に意識を

須賀ー 昨年2018年は「声」をテーマにして活動していました。自らの役割はなんだろうとふと考えてみて、人に声を以て伝える仕事をしているんだと改めて思ったんです。アナウンサーの仕事をずっとしてきて今頃かよー(笑)とか思ったんですが、でも初心に返る意味で声に意識を持っていってみたんです。

朗読CD付き絵本「skybutterfly~殻の向こう~」出版のためにクラウドファンディングで呼び掛けを

声を集めて、

須賀さんは、ラジオでパーソナリティを務める傍ら、画家のumi.(うみ)の呼びかけをきっかけに希少難病「表皮水疱症(ひょうひすいほうしょう)の認知度を高める活動に奮闘。「届け、100万人」を掲げ、クラウドファンディングにより130万円の資金を集め、難病に苦しむ子どもたちへのメッセージを集めていました。クリスマス前には朝日テレビで特集も組まれ、この難病に苦しむ子どもたちへの意識が全国中で芽生えることとなりました。

須賀ー 実際、自分に出来ることって実はそんなになくて、ただ声に出すしか出来なかったんです。それでも動いた先に予想しない何かが起きることだってあると信じていました。だって先のことなんて分からないから、やるなら今しかないって。私、動いてないとダメなんですよね(笑)

高校生のための面接講座:講師

もっと前に出てみて欲しくて

須賀ー その頃、高校生の面接のための講座の講師として壇上に立つ機会をいただきました。普段、当たり前のように人前で喋っているので気が付かなかったんですが、世の中には当然人前に出ることが嫌だって思う人は多くて、不得意なイメージが付いて引っ込み思案になってしまう人だっているんですよね。声の出し方一つ、話し方一つで他者からのイメージは変わるけど、その前に、前に出る勇気を持ってみて欲しいなって感じました。講座では、高校生が自分らしさを発揮出来るようにパワーを注いできましたよ。

絵本「めいちゃんとりんごちゃん」出版展示会

前に出て良かったと思えたこと、

須賀ー 磯弘美さんという絵描きの友人が病気でこの世を去りました。悲しいだけでなく、約束していた絵本と朗読のイベントを開催することが出来なかったのがとても悔しかったんです。でも、磯さんの旦那さんが腰を上げてくれて、初盆に間に合うようにって絵本を出すお手伝いをさせてもらいました。これまた色んな方のお手伝いをいただき、どうにか。出版イベントでは本に付けた朗読語りを、生演奏とともに披露出来ました。磯さんの想いを届けたい、なんでもいいからやってみたい。そんな風に思って取り組んでいました。

えんとつ町のプペル in さくら市

まだまだやってみようと。

須賀ー 「一つ頑張っていると一つ楽になる。」と思っていたんですが、一つ頑張っていたら一つ強敵が現れた!(笑)感じで、クリスマス時期に声優のお仕事をされている方と「えんとつ町のプペル」という絵本の朗読イベントを行うことになったのがまさにそれでした。同じ本を読んでいるのに全く何かが違うんです。声を意識して歩いていたら、全く違う声に出会ったみたいな。それからは昼夜を問わずその違いを探す日々でした。”表現”方法の違いだということを理解し、今までの自分を一旦捨てて、ゼロからの気持ちで取り組み直しました。辛かった。。。眠かった。。。(笑)でも終えてみると沢山の気付きもあってホッとしていたら、今度は朗読かと思ったら即興の会話劇のお話が来て、人生初の即興へのチャレンジになりました。もう年末とか年始とか言ってられず、ずっとハラハラしながら渡された本を読んで過ごしていました。

さいたま宇宙劇場「プラネタリウム音楽劇”ある飛行士が見たものは”」 2019/1/19/19:30~上演

今年は”表現”に

えんとつ町のプペルの上演最後に、演出上、歌う場面があって、その時にお客さん達がスマホのライトで星を作ってくれたんです。とても綺麗でした。星繋がりで宇宙の話がやってきて、嬉しいやら辛いやらでもうー(笑)って。「星の王子様」を書いたサンテグジュペリとその妻コンスエロの即興音楽劇なんです。星を夢見た夫婦がどんなことを感じながら生涯を閉じていったのか、考えるほどに切なくなり、苦しくなり、楽しくもなり、色んなことを考えました。そして、私がもしも間違った表現をしたら、お客さん達には真実とは異なるこの夫婦のことが伝わってしまうんだろうな・・・と、怖くなりました。

私たちが何かを表に出した時に、それを誰がどう受け止めるかなんて認知出来ないじゃないですか。表現ってとても無責任なことなんだよーって、教えてもらったのですが、まさにそれで。普段ラジオやテレビでいろんなことを声で表現している私にとって、この”表現とは何か?”ということは、もっと真摯に臨まないといけないなって感じたんです。とても難しくて、それこそ雲を掴むようなことなんですが、今年はこの星からもらった宿題を一所懸命やってみようと。

これからも応援よろしくお願いします!頑張ります!!/須賀由美子


須賀由美子(アナウンサー)テレビ新潟局アナウンサーを経てフリーに。現在ホリプロアナウンス室所属。2018年春とちぎ未来大使就任。 とちぎテレビ、FM栃木にて、朝の情報番組等を担当。現在は夕方ワイド『BEAT』『レターボックス』など番組出演。また言葉を大切にする朗読ライブにも出演。2018年6月『skybutterfly~殻の向こう~』2018年8月に『めいちゃんとりんごちゃん』朗読CD付き絵本を出版。語り担当。

>>須賀由美子オフィシャルブログ「すがゆみchanねる」
>>須賀由美子(すがゆみこ)ホリプロオフィシャルサイト