【”ソラノイエのBook report”―Amazon 電子書籍『瑠璃の12星座の恋物語』の発刊開始(毎週)に因んで、各星座月の女性の声を連載-】
12星座の恋物語― 蟹座・第三章 ―: 酢豚とパイナップル
作・瑠璃/Amazon電子書籍
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「酢豚のパイナップルを切り捨てた千晴の元彼は、なんだか可哀想!」
飲食チェーン店の総合職社員として入社、現在はレストランで店長になるために研修中の千葉県在住のハンドルネームCacao(=@cacao_0623)さん、『12星座の恋物語〜蟹座の章vol.3「酢豚にパイナップル」』を読んでそんな一言から感想が。蟹座生まれのCacaoさんに見えた物語の感想と共に、彼女の紹介をーー。
「余計なものなんかひとつもない。経験のストックになる」
Cacao–「何も知らないで、知ろうともしないで 酢豚のパイナップルを切り捨てた千晴の元彼は、なんというか、可哀想だな。私も料理するので、食べる前にそう言われたら冷めるなぁ。余計なものなんかひとつもない。酢豚のパイナップルみたいに、人生経験でも、余計なものなんかなくて、寧ろそれは 経験のストックとして貯めておけるのだから、それでいいじゃないと思いました」。–
実家が自営のスポーツ店、千晴に親近感が湧いて読んでいたというcacaoさん、お客様に「食」を通して喜びや幸せを感じてもらうために、できることはなにか?と、様々な人と関わる店舗経営という仕事の中で、自分なりの正解を見付けようと格闘している。
「経験値は宝でしかない」
学生時代はデリカテッセン(=サンドイッチや持ち帰り用の西洋風惣菜を売る飲食店)でバイトしていたため、ホールの接客経験はゼロ。お客様対応、料理提供に至るまで手間取ってしまうそうで、仕事を覚えて行く上で、経験値の少なさにいら立ちを感じるそうです。
「無いなら作るしかない」
Cacao–「最初の2ヶ月で今の店舗の基礎を叩き込んで、次の1ヶ月で土台を固める作業という計画の元、上司やスタッフにうざがられるくらい聞いて、自分から仕事を覚えに行くスタイルを貫き通しました。そのおかげか、パートさんから名前で呼ばれたり、学生さんと悩み相談するくらい皆さんとも仲良くなれたような気がします」。
チームワークを要の言葉として、徐々に次のステップに挑戦しているとのこと。
「千晴や千晴のお父さんが食器にこだわっていたように、」
Cacao–「私は自分達の接客になにか強みとこだわりを持ちたい…。決して安くはない料理だから、幸せを感じてもらいたいからこそ、私達の接客で、その食事のひと時をサポートしていきたい。その思いで、他の飲食店で接客を見て勉強したり……日々模索をしながら仕事をしています」。独自のこだわりを持って、cacaoさんにしか出来ない色に変わろうと日々、念じている。
「めげてる暇があったら自分を高めていきたいです」
お客は 見ていない、聞いていないようで、意外と色々な事を気にしている。メニューの置き方、食器の置き方、言葉遣い、料理の盛り付け等。 比較的お客様対応に自信はあるというcacaoさんでも、忙しくなると乱雑になってしまい、お客から直接厳しいお声をもらうこともあるようです。それでも「せっかくのお客様のご馳走、喜んでいただけるように自分を高めていきたいです」。と明るい声で cacaoさんでした。「一円でも払うのなら良い店にいきたい」筆者もそんなことを考えながら飯屋さんを選びます。是非、こういう店長のいるお店に食べにいきたいです。/ソラノイエ
ソラノイエでは、Book report 『瑠璃の12星座の恋物語/Amazon電子書籍』をご紹介しています。今月は蟹座の章を読んで感想をくれた蟹座生まれのcacaoさんでした。毎週発刊の12星座の恋物語は、7/23より獅子座編が始まりました。「別れ」を描き続けるリアリスト・瑠璃が綴る、恋物語。まだまだ始まったばかりです。今後も是非お楽しみに