【ソラノイエ=編集部】スカイベリージャムを海外へ

栃木県上河内サービスエリアにて「スカイベリージャム」という商品を目にすることが出来る。農家の二児の母親が数年掛けて作った念願の商品である。

所千恵さんは、結婚を機に10年前より東京から栃木に移り住み、夫とその両親たちとともに農業を手伝うようになった。いちごも栽培していたので、所さんはオリジナルのジャムを五年程前に作り始め、販売をするようになった。「最初は私のことを心配していた義母も、スカイベリーのジャムを食べたいと言ってくれて」それが背中押しとなり、本格的なジャム作りと販売が始まったとのこと。

もともと覚悟もしていたが、農業に従事することは彼女にとってはとても大変だったそうだ。しかし、オリジナル商品作りは、彼女の生活に子育てとはまた別の張りをもたらし、年々と増える同じ「農業女子」達とともに、販売ルートを増やしていったそうです。

「でも どこのジャムも美味しいんです!」という彼女は、自身の商品を競争しないで販売していくことを常に考えていて、最終的には海外で販売することを思いついた。

「自分の住む栃木県は海外輸出においては後進国と言われている。公で提供される海外輸出に関する講座も受け参考にしつつ、ぴったり合う形を模索しています」。

そして、知人の紹介や、繋いできた縁がルートとなり、少しずつ光明も見え始めた。地元のことももっと知ってもらいたいと考えたり、資金をクラウドファンディングで募ることを計画したりと、忙しく活動している。

>>スカイベリージャムを輸出したい!泣き虫母ちゃん奮闘記〜スカイベリーを世界苺に〜

 

なかなか上手くいかずに、泣いてしまう夜がたくさんあったという、泣き虫母ちゃん。息子が憧れてしまうような自分の背中姿を見せてあげたいと笑顔で頑張っている。こと細かな彼女の様子は、クラウドファンディングの特典冊子「いちごいちえ~農業女子の活動報告書~」で読める。

 

「特攻隊長として色んな失敗をしていった記録なので、働くお母さんたちや、農家で働く人たちに読んでもらい、何かの参考に一つでもなってもらえばと思います」。